[cycling] 西日本ツーリング・その7

6月3日:旅をつなげることにした

結局、昨日のうちにはどっちに行くのかまとまらず寝てしまった。起きてからもあれやこれや考える。ようやく8時頃になって、「旅をつなげる」方向に、つまり、2003年4月につっしーと行った、四国・四万十川めぐりツーリングの開始地点である別府まで行くことにした。で、そこで今回の旅はおしまい。

スタートは若干遅めの9時。ツーリングマップルによると、約100km。ちょいと厳しいが大丈夫かなー。ちょっと、時間的にきつきつのになりそうです。

そろそろ帰りのことも考えなくてはいけない。帰りも寝台列車を考えたが、つらそう、いや、行きが結構つらかったので、帰りは飛行機を使うことにした。日時も近いし往復じゃないので、株主優待券を買うのがよいだろうと思い、小倉駅前の金券ショップにて株主優待券を購入。50%引きになる券一枚が8000円。特割とかよりも高いが、寝台や新幹線とほぼ同じ料金(23000円)なので、おっけーと考えた。

<%=image_left 0,'貝汁定食800円'%>この日の走りはあんまし覚えてない。いままでで一番余裕がなさそうなツーリングになるというのは分かっていたので、とばしまくったんですな。私は、小さい街でもその中心街に行くのをサイクリングの楽しみとしているのですが、今回はそれもなし。

<%=image_right 1,'麦畑なのですよ'%>昼は、とある町の駅前の食堂で貝汁定食を800円を頼む。この食堂は、町の人が使う食堂といった感じ。貝汁はあさり汁でした。おいしかったです。そのほか魚の煮つけ、サラダと、結構なボリューム。ご飯はお変わり自由のようだったが、パス。どっちかというと肉が食いたい気分ではあったが...と、いうか、今日はうだるような暑さ...冷房が欲しかったな...

<%=image_right 2,'ほら、麦畑でした'%>大分に入ると、水田よか黄金色の農地が目立つ。麦畑なんですね。これが、大分の麦焼酎になるのか...

<%=image_left 3,'宇佐神社。これは国宝じゃないです。'%>大3時ちょっと前に宇佐神社の前を通る。時間的にちと厳しいので、行くかどうか非常に悩んだのだが、八幡総本宮ということで、行くことにした。ここ、なかなか境内が広い。自転車を止めたところから上宮までが500m以上はあったと思う。ここをお参りして、あー、よかったよかった。と、思ったら、どうやら下宮というものもあって、これもお参りしないとだめなんだそうな。そこまでかかれたら行かない訳にはいかない...うーん、なかなか大変でした。。。この宇佐神宮は、国宝があったりするにも関わらずあんまり、人がいない。観光バスで来るグループ客や、物売りとかがあまりない。なんでだろう?

<%=image_right 4,'たびがつながったなぁ...'%>この時点で、別府まで残り50km弱。6時くらいにつかないとまずいなー。と、思っているので、とばしぎみに自転車を走らせる。が、やっぱり、峠というものはあるはけで、非常につらい。で、下りだと一気にとばす。この時はかなり危ない乗り方になってたような気がする。。。で、5時30分過ぎにようやく別府市街地に到着。街の手前には、ありました。宇和島運輸のフェリーターミナル。四国をツーリングしたときは、ここからフェリーに乗って愛媛の八幡浜というとこまでわたってそっからツーリングを始めました(その日は雨だったけど...)というわけで、ここで旅がつながったわけだ。感慨ぶかいので写真を撮ってつっしーに送った。

今回の宿はツーリングマップルに載っていた陽光荘というところにとまる。素泊まり一泊3400円。街に着いたから、ここの近くにあるのかなー、と思ったが、それは間違いで、別府温泉は別府八湯といって、温泉が8地域あるのだ。で、陽光荘があるのは「鉄輪(かんなわ)温泉」。3kmほどの登りでした...最後にこれは辛かった。

で、陽光荘ですが、湯治宿らしく、調理場が大きかった。

宿の温泉に入ったあとは、まわりをぶらぶらすることにした。近くにはお芝居付きの宿があった。すっごいネオン。剣劇なんて一回もみたことないから見てもよかったかな。。。このあとで「みゆき」という食堂に行く。ここのおっさんには、いろいろと近くの温泉を教えてもらいました。赤鉛筆で場所まで教えてもらった。。鉱泥温泉と明礬温泉がおすすめなんだそうな。ちなみ、ラーメンは味噌とんこつ。ここのとんこつは、過度にこってりとした感じもなく、おいしかったです。おじさんがいうのは水をくんできているのだとか。首都圏に比べたら水道水もかなりいけてるとおもいますが、それでもやっぱり違うんですね。鉄輪温泉ってとこは、湯けむりがすごい。いたるところから湯気がたくさん出ている。こりゃ、どこもかしこも掛け流しだよなぁ。で、陽光荘のおばさんに教えてもらって、スーパーでかってきたとうもろこしを温泉で蒸してみた。おいしかった。温泉でおいしくなったのかはよくわからんかったが。

これで、旅も終わりだなぁ。明日はいくつか温泉に入って、宅急便の営業所まで行って自転車送って、おしまいかな。

走行距離128km

[cycling] 西日本ツーリング・その6

6月2日:九州初上陸!

雨なので、早く起きようとしたのが、結局起きたのは6時。幸いなことにまだ、雨は降っていない。テレビをつけると、昨日はサイエンスチャンネルばかり流していたケーブルテレビが「ほっちゃテレビ」というチャンネルを流していた。これすごいなぁ、なんか、「ころばん体操」っていう体操を流すの番組と、一ヶ月間の長門市の出来事を流す番組をやっていた。一ヶ月に一回しか、この番組は更新されないのか?

7時30分?出発。雨がぽつん。ぽつん。と、体にたまに当たる感じ。雨具はまだ要らないだろう。このホテル、本日は都合で(どんな都合だ?)朝食が出ないということで、セブンイレブンで、おにぎり、パワーバー、水、地図のコピーなどを仕入れる。

8時すぎごろ、どんどん雲が濃くなっていき、やばいかな、と思ったので、レインカバーをサイドバッグ、フロントバッグに装着。フロントバッグのレインカバーはオストリッチのものを流用して使っているので、底面がカバーされてない。大丈夫かな?しかし、雨はいつまで経っても本降りにならない。ずっと、今にも雨が降りそうってな感じでいてくれた。

<%=image_left 0,'「とくぎゅう」ではないです'%>昨日から道路の標識でずっと気になっていた「特牛」という町を発見!ちいさなの港町でした。牛はいるのだろうか?ちなみ、「こっとい」と読みます。いったい何語の発音なのだろう?

<%=image_right 1,'山陰線のある景色。のんびりしてるねぇ。'%>午後になってようやく、天気が回復気味になり、雲が薄くなっていく。と、同時に下関の町に近づいてくるにしたがって人家、店が多くなっていく。下関市は県庁所在地の山口市よりも、大きい25万都市。今まで通ってきた都市は、10万そこそこの出雲市が最大だったので、非常に街が大きく感じる。まぁ、同じ25万都市でも福島市よりは大分でかいです。

<%=image_left 2,'「ふく」定食'%>13時30頃、下関の中心部に到着。下関という町は尾道みたいに、町の中心部のすぐそこまで山が迫っているので、横に細く長く市街地が連なっているようだ。だから大きく見えるのか。
せっかくなので、河豚をたべることにする。ちなみ、下関だと「ふく」というらしい。駅前で入りやすそうだった「くじら・・・・」に入る。本来は鯨の店らしいのだが、鯨っていっても冷凍だろー?っていうことで「ふく定食」2100円をたべる。ふくの唐揚げ、ふぐさしおいしかったです。感動した。というとこまではいかなかったけど。いやー、昼からふぐなんてなんて贅沢なのでしょう。

<%=image_right 3,'壇ノ浦=下関'%>本来、今日はここまでだったのだが、雨降りそうだったんで、何も見ずにかっ飛ばした結果、まだまだ日没まで時間があるので、小倉まで行くことにした。下関市から小倉までは、関門トンネルで繋がっていて、歩行者、自転車も「関門人道トンネル」というのをつかって、移動できるのです。通行料金は20円。一体、一日の収入はいくらなのでしょう?張り付いているおっちゃんの人件費のほうが高そう。下関トンネルに行く手前、「壇ノ浦の合戦」の看板がある。関門海峡=壇ノ浦なんですね。知らなかった...ちなみ、高速道路は、トンネルではなく橋を通って関門海峡をわたります。トンネルを掘るよりも橋を作ったほうが安上がりだったのか。橋を作る技術が向上したということなのか。

<%=image_left 4,'九州上陸!・・・?地下だから上陸じゃないか。'%>国道199号線は下関にもまして大型車の通行が多い。港町だからしかたがないのでありますが。

4時過ぎ、小倉着。ホテルを旅の窓口で探したあとは、小倉を徘徊することにした。まずは駅ですがここが非常に立派な建物。新幹線はデザインから離れてしまった感もあるが、モノレール・JRの駅と、うまく配置されている。

<%=image_right 5,'きれいな小倉駅'%>4町は、デパートは二つしかないものの、商店街の大きさは同規模の町である仙台市よりも縦横無尽にあるという感じ。なんか町が綺麗だと思う。新しいものも古いものも、ちゃんと街に一緒くたとして浮かずにいるみたいな。

喜久屋書店でツーリングマップルと時刻表を買い、ホテルに戻る。明日はどこに向かうかを考える。さてどっちに行こうか...まず、最初に予定していた長崎は、日曜日いっぱいまでかかるので、ちょっと時間的に辛いだろう。北九州市に入ってくるときに車の多さでつらかったので、なるべく大都市はとおりたくない。佐賀?久留米?うーん、と、考えているうちに寝てしまう。どうも、20分ほど考え事をしていると寝てしまうくせがついてしまったようだ。しかし、福岡市(博多)といい、北九州市(小倉)といい、町の名前と、市の名前が一致しないのだろう。いくつかの町が合併したということなのか?

走行距離108km

[cycling] 西日本ツーリング・その5

6月1日:あぁ、今日から有休消化だ...

この旅館で朝食を取るのは私だけらしい。目玉焼き、鮭の塩焼きとオーソドックスな朝食だったのだが、ひとつ変わっていたのは、みそ汁。白く甘い感じのクリーミーなみそでした。白みそといっても、あんな感じの物ははじめて。でも、私には全く合っていない!

本日は萩をちろっと観光してから出発することにする。だから、ちょっと気がゆるんで9時出発。まずは、松陰神社に向かう。この神社は、名前の通り吉田松陰を祀っている神社です。吉田松陰関連のものもいろいろありました。そのひとつが松下村塾。この建物は非常に小さく8畳しかないのだそうな。ここで、吉田松陰が今の自分の年より前に塾生に教えを説いていたのかー。ついでに、この神社の中にある吉田松陰博物館に入った。ここは失敗。「蝋人形の館」なんか、たてものも貧乏くさい。なんつーか、お祭りのお化け屋敷レベルだな。600円は高い...

<%=image_left 0,'すいません。こっち見ないでください...'%>だが、その先にあるお寺はよかった。入るとすぐにある門が趣がありました。この寺のいちばん奥は、藩主の墓があるのあったのですが、灯籠の配置がすごい。数が半端じゃない。何百個あったんだろう?一人しかいなかったもんで、灯籠がすべてこっちを見ているような気がした。ちょっと怖かったです。

伊藤博文のおうちもいこうとしたけど、吉田松陰神社を出るころにきた中学生軍団が続々と移動をはじめたので、やめた。集団でいるときの子供は嫌いだ。

<%=image_right 1,'白壁・土壁・石壁'%>次に向かったのは城下町のほう。城下町といっても、泊まっていた場所から200mほど西に行ったとからがそれだったようだ。萩は建物の壁がよいですね。萩というと白壁を連想するけども、それだけではなくて、土壁、瓦をつみかさねたような壁などいろいろ。

そういえば、松陰神社の方も、今の市街地も、城下町のほうも、萩には「萩焼」やさんが多い。100軒はゆうにこえるだろう。食べ物やさんより萩焼やさんの方が多いかも。。しかし、こんなにあって儲かっているのでしょうか?

昼食は、萩についたときから気になっていたファミリーレストラン(ガストとか、デニーズとかじゃないぞ。)デンスケ屋に行き、豚スタミナ定食750円をたべる。でてきたのは、豚とタマネギとウインナーのいためもの。なぜウインナーなのだろう?ウインナーは味つけなのだろうか・・・?昨日の昼もそうだが、なんだか、なに食ってもお腹がへらないような気がしてきた。胃袋がでかくなってきてしまったようです。

<%=image_left 2,'踏切をわたると、海。'%>午後からちょっとだけ、西に移動。長門市というところ。長門市には温泉と、島が観光の名所になっているらしい。次の日は雨降りということもあり、どっちも行かなくていいかなー、と思い、長門市の観光案内所に電話して、ビジネスホテルの電話番号を聞き出し、予約をいれた。6000円弱。地方都市にしては高いような。。。市街地に一軒しかビジネスホテルが無いからこの値段でもやっていけるのかな。

<%=image_right 3,'観光地でも何でもないが、いい景色!'%>この日は旧道を通る。こんときの景色も絶景。やっぱし自転車は景色をたのしむためにあるんよねー。今日は、昨日よりも人が居ない度が低かったのでちょっと安心。で、びっくりしたのが、本当に海に面した棚田があったこと!写真見てもらうとわかるけども、畦道をはさんで、海なのですよ。波が立っただけで塩水が田んぼにかかりそうな気がするんだけど...

<%=image_left 4,'田んぼのとなりは海!'%>まだ日没まで時間たっぷりあるので、ついでにツーリングマップルに書いてあった温泉にいく。浴室に入った瞬間、「プールのにおい」がしましたが、まぁ、ご愛敬。昨日にひきつづき、浴槽に入ると強烈に腕に痛みを感じる。やけまくりです。これでも、PA+++の日焼け止めを毎日塗っているのだが。塗らなかったら火傷してたんだろうか。風呂上がりは結構立派なマッサージ機があった。100円10分だったので思わずやってしまった。結構きいたのか、足が軽くなったような気がした。

17時30分頃に長門市駅前到着。あとでしらべたら5万人くらいの規模のまちだそうで、見た感じもそんな感じだった。駅の近くなのに、なんか星が綺麗そうだなぁ。。。それでも、近くにショッピングセンターがあったので、ぶらりとして、ちょっとしたつまみ等を購入。本やも近くにあったので行ってみる。まだツーリングマップル九州は買わなくてもいいかー。

<%=image_right 5,'さくら御前'%>食事するところを探すのも面倒だったので、ちょっと郊外のチェーン店ぽい店という感じがしたが、「さくら」という和風レストランに行った。1380円のさくら御膳と、生中を頼む。この旅では酒はビールしか頼まなないなぁ。1杯目は、ビールじゃないと絶対やだし、2杯目突入すると、ぐてんぐてんになってしまう。肉体的疲労で酒が回りやすくなってるんだろうな。で、さくら御膳、思いの外お刺身がおいしかったです。後で調べたら、ここはチェーン店じゃないみたい。あー、結構よかったかも。

明日は確実に雨。早めに出発してとりあえず下関につけばいいや。観光はパスの予定。もう191号線にはトンネルがほとんどないことが救いだが...

走行距離:60kmくらい。

[cycling] 西日本ツーリング・その4

5月31日:前半は辛かった一日

<%=image_left 0,'部屋からの景色!'%>7時に朝食を食べ、出発の準備をする。この部屋の眺めは素晴らしい!なんかリゾートって感じでした。
8時に出発。昨日の夕方は見なかった畳ヶ浦まで行ってみた。この宿から1.5kmほどのところにあった。けど、洞窟が畳が浦だと思っちゃって、洞窟だけみて帰っちゃった。今、気が付きました。国語能力ゼロですな。

<%=image_right 1,'畳が浦の「洞窟」'%>午前中、道はアップダウンの連続で大苦戦。走り初めて2時間で20kmくらいしか走れない。目的地までたどりつけるか不安になる。とりあえず今日は宿をとらないことにする。目的地は萩だからなんとかなるだろう。
10時頃、道の駅着。ここで、ヘルメットの部品をなくす。これが無いとヘルメットがはずれてしまう...幸いに、5分ほど探したら見つかったのだけども本当、装備は替えがきかないものばっかりなので物をなくすというのが一番困る。

<%=image_left 2,'ひさびさの海の見える道路'%>12時になったところで、定食屋を見つけたのでここで食べることにする。石見一の定食というとこ。500円の飛び魚定食もよさげだったが、こなんでは足りなさそうだったので、750円のチキンかつ+豚汁の定食にすることにする。チキンかつはまぁ、普通のチキンカツでした。これにドミグラスソースがかかっていた。めずらしかったのは、豚汁。キャベツにタマネギ、人参、ぶたという具でした。野菜炒めの具が豚汁になったみたい。普通に食べたら大ボリュームな定食ですが、まだ食い足りない気がした。ちゃりだーの胃袋になってますな。
13時くらい。久々に開けた海岸沿いの道に出る。クルマはあんまり走ってないし、歩道も広くて非常に走りやすい。
14時前後に長いトンネル(写真では人形トンネルと見える)に入る。200m位のトンネルだったら気合い一発、ドカンと車道を通るんだけど、さすがに1kmもあると、脇の盛り上がった部分を通らざるをえない。このトンネルではだいたい1m位の幅だったろうか。いつも思うのだが、トンネルの暗くなる部分。あれは非常に怖い。

<%=image_right 3,'トンネル怖い'%>怖い思いをしてトンネルを抜けると山口県に入った。私の持っていた古いツーリングマップルでは田万川町となっているが、看板は萩市となっていた。市町村合併で萩市が随分と大きくなっている。市街地まで40km以上あるぞ・・・

<%=image_left 4,'よくわからんけどすげー景色'%>ひさびさの海の見える道路’%>萩までは十分日没までたどりつけると確信したので、ちょっと「おまけ」で旧道を行くことにした。集落をのぞいては人がいない。非常にさびしいところでした。車は結局いちども通ってこなかった。自然の中を走るのは好きだが一人で走るのは怖い。生き物としての恐怖に襲われる感じがする。ツーリングマップルには70mの峠とかいてあったが、GPSでは200mをこえていた。うーん...で、ようやく峠を登り切って、下りに入ったちょっと後に見た景色に目を奪われてしまった。若干霧かかっていたので、島々がとても幻想的に浮かび上がっていました。私としてはここが、この旅でベストな景色でした。

あとは、萩まで自転車を走らせまくる。私はロングツーリングの場合、3時過ぎあたりからパワーのピークがくるような気がする。なんかこの頃になるとチカラがみなぎってきて、足が軽くなるのだ。これが、ランナーズハイってやつなんだろうか。

5時過ぎに萩到着。しかし、萩はなんて難しい町なんでしょう。道が難しい。問題は駅の位置にあると思う。萩駅と、東萩駅をはさむ形で街があるのだ。鉄道を作るときに、この町の有力者が、鉄道を町の真ん中に通さないでくれっていったんだろうな。で、その萩駅前にはなんもありません。町の中心は東萩駅なんだそうな。普通の感覚の持ち主なら、東xx駅といったら、なんか寂れた駅を想像すると思う。ありえないー。萩駅には観光案内所があるが、しまってた。ベンチで談笑してた職員さんが案内所を開けてくれて、なんとかセーフ。宿は温泉つきとかいてあったが、掲げてある成分表を見ると、水温は14度。鉱泉じゃないかよ。詐欺だー。それよりなにより、部屋が博物館とか古本やのにおい。かびくさい。今回一番のハズれの宿でした。
風呂からあがってちょこっとテレビつけると、テレビ九州というちゃんねるがついていた。もはやテレビは九州圏なのか。ファミリー劇場が何故か入っていて、おもわず新タイガーマスクを1話みてしまった。あぁ、時間の無駄遣い。

<%=image_right 5,'うにめし'%>で、町中をぶらっとした後でやっぱしこの町は、難しいと感じる。人口規模としては大きくないまちなのだが、市街地がそこそこの大きさなので、発散しているような印象をうける。食事は結局、ホテルの前にあった和食やさんで食べる。うにめし定食1700円+ビール。やっぱしビールがうまい!昨日とおなじくらいうまい。うにめしは、うに丼ではないので、ご飯が見えなくなるほどうにがのっかっているものではなく、混ぜご飯風にうにがはいっている。混ぜご飯なので、うにがかたい。おいしいかおいしくないかと、いわれたら「微妙」ですな。まずくはないよ。
ちゃりだーの胃袋になってきてしまったのでこれでは全然足らない。近くのポプラ(コンビニね)で唐揚げ、スナック、牛乳を買って食べる。まだ食べられるな・・・

走行距離125km程度

[cycling] 西日本ツーリング・その3

5月30日:パンクの日

<%=image_left 0,'国道から見えた、漁の風景?養殖?'%>出発は8時くらい。ちょっぴり遅くなってしまった。このホテルにはライダーさんもいたんだなー。今日は、浜田市というとこまで走る予定。特にめだった観光地がないので100kmくらいいけるかな。

<%=image_right 3,'さんぺーさん'%>国道はときたま美しい日本海の景色が見えるものの、基本的に山のなかのような道をとおる感じです。で、その道は小刻みにアップダウンの連続があり、非常に疲れました。また、距離は長くないもののトンネルがいくつもあり、歩行車用のレーンがあるわけではないので非常に神経を使うことが多かった。普通はそういう場合でも、路側帯が高くなっていて歩行者と車が別々に走れるものだが、そういうのもなし。まぁ、そんなに交通量があるわけではないのだが、やっぱしトレーラーとかは走るんだよね。

<%=image_left 4,'さんぺー川'%>11時すぎ、どうもちゃりだーっぽい人を発見。タイミングをうかがって挨拶しようかなー、とおもったけど、下りかつトンネル前だったので一気にスルーしちゃった。でも、その1時間後位にパンクしちゃって、そのときにチャリダーさんが追いついたので、そこであいさつ。ホームセンターとかで売っている折り畳み自転車できていた。名古屋から来ているんだそうな。年は私よりも上かなーってかんじ。

<%=image_right 5,'パンクしちゃった'%>1時過ぎに温泉津温泉に到着。温泉津温泉は、昭和というよりは、もっとそれ以前の温泉街の雰囲気を醸し出しているようなとこだった。とりあえずめしをくってから温泉でもはいろうかなー。と、思ったが、その食事ができそうな宿というのが見つからない。食堂もみつからない。温泉の番台にたっていたおばちゃんに聞いたら、温泉入り口までもどらないと、店がないそう。湯治主体の温泉というのはそういうものなのでしょうか。温泉街からだいぶバックしたところにあった仕出しもしてそうな食堂で刺身定食を食べた。「いか」がおいしかった。

<%=image_left 6,'温泉津温泉'%>チャリダーたるもの、一度来た道は二度と通りたくなくなるもので、今回も例にもれず、温泉に入りに戻らないことにした。まぁ、その結果、午後は順調に距離をのばすことができんだけど。で、16時過ぎ、宿に着く数キロ前で、今度は例の折り畳みのちゃりだーさんが、パンクしてた。タイヤがもうすでにへたっているという話だったので、パークツールのタイヤリブートをあげた。これって、自分でもつかったことないんだよなぁ。

<%=image_right 8,'宿の前から。すんげー景色。'%>本日の宿は、はじめて国民宿舎を使ってみた。そこは、ツーリングマップルを見た感じだと海に面してるし、すんげぇ、眺めがいいんだろうとおもった。で、行ってみたら大正解。畳ヶ浦という景勝地が近くにあって、夕日と海がどーんとみえるとこでした。で、宿の下は、ずっと広がる砂浜だったので、落ちる夕日を見て、ぼーっとしながらしばし時間を過ごしていました。こういう時間が旅の醍醐味だよなぁ。

お風呂は、建物の一番上にあって、日本海の夕日を見渡せるようになってました。天然温泉だったら最高だったのになぁ。。。

風呂から上がって夕日をもう一回観に行こうとしたら、ロビーには、日御碕で会った福島県から来ているご夫婦と再会。こういう偶然はたのしいですよね。

日が落ちるまでずーっとぼーっとしていて、そのあとで夕食。一番お安いコースとはいえ、結構なボリュームの夕食でした。お刺身もおいしかったー。ビールもおいしかったので、調子こいて焼酎ものんだら、あっと言う間に酔いが回って、9時前には寝てしまった。宿に到着してすぐに、洗濯をやっておいて良かったです。

[cycling] 西日本ツーリング・その2

5月29日:旅はアイルランドからはじまったのだ?

6時30分岡山着。ここでサンライズ瀬戸とサンライズ出雲は切り離される。よって、しばらく停車時間がある。ってわけでホームに出て弁当を買いにいったのですが、売店では売ってなかった。たまたまいた車掌さんに聞いたらわざわざ走って聞きにいってくれた。JR西日本の車掌さんありがとう。弁当は車内販売のみとのこと。車内で買った弁当は、まぁ、ふつうの幕の内でした。鯖の押し寿司があったのですが、1750円でかなりでかいので断念。

<%=image_left 0,'宍道湖が見えてきた'%>で、電車が到着するまでの残りの3時間くらい、今日はどこまで走ろうか悩む。。。はっきりいってこの「悩む」時間ってのは、結局はあまり意味をなさないもの(その時々で予定など変わってしまう)なのだが、悩んじゃうんだな。これが。

10時10分。出雲駅到着。思ったよりまちが小さいなぁ。ってのが、ホームに降りたときの感じ。一畑百貨店ってのがあったが、百貨店に見えないくらい小さい。。。

<%=image_right 1,'踊ってますね。'%>駅から出たところにあった広場で輪行状態の自転車をもどす。横ではなにやら音響のセッティングをやっていた。どうもなんかやるっぽい。ちょうどすべてのセッティングがおわったころに例のステージは開演していた。アイルランドと日本人の音楽家と舞踏家が、アイルランド民謡を演奏し、踊っていた。30分くらいのステージだったのだが、思わず全部見てしまった。

<%=image_left 2,'踊っていたのは「出雲市駅」の看板の下'%>なんかこれ見てたら、どこまで行こうかって考えてたのがつまんなく感じた。いいや、今日は、出雲市どまりで決定。

で、、今日行くところでいちばんのメジャースポットである「出雲大社」に向かうことにした。途中でみた出雲の商店街は、かなーりヤバそうな感じだった。雰囲気的には津山の駅前商店街もこんな感じだったか。アーケードが商店街にあると、よけいに暗くみえてしまうものなのですよ。ましてや、シャッターしまってばかりいると、とても行きたいとはおもえないなぁ。

<%=image_right 3,'出雲自転車道'%>で、ちょろっと自転車をはしらせると、「出雲自転車道」なるものがあった。ちょうどいたおじさんに聞いて出雲大社がどっちか聞く。この道は、後川沿いにしだれ柳があって、町並みもふつうに昭和な雰囲気がのこってていい感じのとこをとおったりしていい感じ。

<%=image_left 4,'しめなわにお金を投げている人達'%>自転車で小一時間ほどして出雲大社に到着。出雲大社は、歩き疲れるくらいになかがでかいのかなー。と、思いきや、さほどでもなかった。山寺とか中尊寺とかのほうが大きい。神社というのはそういうものなのか。お守りを買い、2礼4拍1礼(これ、出雲大社独特らしい)して願掛けしてくる。たくさんの人たちが、しめなわに、お金をあげていた。どうやら、なわにお金がくっつくと御利益があるらしいのだが、ほんとかな?で、境内のそばやさんで割子そば5段をたべる。もみじおろしがはいってるのが珍しいなぁ。と。

<%=image_right 5,'ひよりざきからの眺め'%>で、このあと、ひよりざきに向かう。ひよりざきまでの道では、日本海が一面に見えた。夕日が落ちる頃にはさぞかし美しいんだろうなぁ。ひよりざきの灯台は、150円で上ることができるのだが、これが大変。たしか150段くらいあったはず。灯台の上は風がものすごい。

<%=image_left 6,'大社駅'%>出雲市駅付近に戻る途中に、もとJRの大社駅というところに寄る。大社線という路線は廃線になったのだが、駅舎が立派だからなのか、駅がまるごと保存されている。瓦屋根のりっぱな駅でした。

出雲市内に戻り、旅館を予約しようと思うも、6時くらいでは、夕食までついているはずもなく、ビジネスホテルにすることにした。夕食はホテルのにーちゃんにすすめられたとんかつ屋さんに行く。「出雲なのにとんかつやかよぉ」と、思ったが、他の店がなんとなくいまいちだったので、ここにした。で、この店大当たりでした。店の雰囲気がいいです。とんかつだけではなく、他の串もの、焼き物もあったのですが、なんでもやってるというよりは、ちゃんと選んでおいてますってかんじ。まず、生ビールを注文。突き出しは、おひたし(ほうれんそうかな?)のゴマあえ。ビールはスーパードライだったんですが、冷え方が絶妙。「あれ、ドライってこんなにうまかったっけ?」っておもったです。おひたしもよかった。しばらくしてとんかつがでてきた。非常にからが薄いとんかつ。おいしいです。このとんかつやさん、味もさることながら、おやじさんがかっこよかった。ハンサムというわけではなく、仕事がなんかすごく好感がもてたのですよ。あぁ、こんなふうになりたいなぁ。ってな感じ。えーと、ここのお店の名前言っておきましょう。「とんき」というお店です。とんかつ以外もおいしそうだったのですよ。

ホテルに帰ると、いつの間にか寝てしまった。昨日の寝台では、眠りが浅かったのだな。

西日本ツーリング・その1

5月28日(再録です。こんどは写真つきで)

家をでるときになんかものすごく不安になる。最初の自転車旅行から比べてだんだんとその度合いが大きくなっていくような気がするのはなぜだろう?
さすがに今回は、サイドバッグ、フロントバッグ、自転車を担いでいるだけあって非常に重い。初めて最寄り駅のエレベータを使ってしまいました...

<%=image_left 0,'1時間前に到着したら、隣のホームには「出雲号」が入線していた。'%>東京駅についてからも大変。丸の内線から東海道線ホームまで、300mくらいだとおもうけど、それが非常に長く感じたです。発車の一時間前にはついてしまいましたが、正しい選択だったと思う。電車は奮発して個室にしてみた。快適です。なんつったって、窓ガラスが大きいのですよ。

<%=image_right 2,'輪行は楽勝でした'%>心配していた輪行は杞憂でした。9号車に車椅子用の部屋があって、車椅子での移動を考慮してデッキが広くなってます。余裕で置けました。そんなこんなで、10時になり出発。そういえば、今回は「北斗星」にいたようなセルフ車掌が居なくてよかったよ。

<%=image_left 3,'寝台個室のなか'%>サンライズ出雲は、出来てから5年あまりということもあり、中もキレイです。荷物をとりあえず床下に置いて、買ってきたビールとつまみで個室内で晩酌をはじめる。東海道線で横になってビール片手に外の景色を見るという優越感がたまらないですね。
寝台個室は、明かりが消せます。あかりを消したときに見える外の街の明かりってのは、なんだかそれがとってもいとおしいものにかんじるのだな。ぼーっとしながら明かりを消して外の景色をみるってのは、寝台の至福のひとときですな。最初のうちは、結構ゆれがあってこれ「酔っちゃうかなー」と、思ったが、なんかなにもしないいで横たわってたら揺れがなんか心地よくなってきた。1時くらいに本格的に眠りにつこうと思ったのですが、大都市(名古屋・大阪)のたびに目がさめる。確か名古屋が2時、大阪が4時についたっぽい。別に放送とかあるわけではないのだが。なんかおきちゃうんだな。