ある種のクラウドサービスは生データを人質に取っているように見える。

ガーミンは、GPSのスポーツウォッチをだしていて、自分でもガーミンのランニングウォッチを使っている。そのガーミンは、「ガーミンコネクト」というサービスを作っていて、ガーミンの時計に記録されたワークアウトのデータを取り込んで表示してくれる。ガーミンの時計で記録されたデータは「ガーミンエクスプレス」というソフトを経由してガーミンコネクトと同期される。利用者はガーミンコネクトを使い過去のデータを色々比較してみることができる。これはこれで便利なのだ。

ただ、ここに問題があって、「ガーミンコネクト」が他のサービスにデータを移し替えできるかというと、かなり難しいのだ。一つ一つのワークアウトに対してエクスポート機能は持っているけども、データまるごと取り出す機能は提供していないのだ。

ガーミンの時計は、同期によく失敗することや、充電時の挙動不審などがあって、事あるごとに買い換えたくはなる。でも買い替えにあたり、ガーミンコネクト上にデータがあるってのは、自分のなかで買い換えるにあたり判断の大きなウエイトを占めていると思う。そこらへんは注意して買わないといけないのだけど、無料だし便利だしついつい使ってしまうのだな。これがタダより怖いものはないということなのか。

また、RだのExcelだので自分でデータを解析したい。ってなっても壁があるのだ。

ほかにもこんなサービスってありませんか?そんな中でも、Dropbox上にデータが置かれるようなサービスは、まだ良心的だし、そうして欲しいんですけどねぇ。

webスクレイピングが簡単に作れるアタマならいいんだけど。