来たるべき日本版ISAでは、インデックスファンドのほうがETFよりもコスト安になる場合が多いかも

ただし、分配金を出していない上場MSCIエマージング株(1681)はのぞく。

来年の1月から元本最大500万円まで非課税となる日本版ISAがはじまるようですね。

日本版ISAだと分配しない投資信託が非課税の恩恵をいちばんうけられるのですが、果たして分配金を出すETFと比べて信託報酬の差を乗り越えて有利なんでしょうか。気になったのでちょっと計算しました。

TOPIXが年に5%上昇、2%の配当を出した、どちらも日本版ISAの口座にいれたとしてETFとインデックスファンドの期待リターンはどうなるか。

野村のTOPIX(1306)の場合

・実質コスト0.15%(中田たろうの投資日記さんから拝借)

・毎年2%の分配金をSMTインデックスファンドで再投資、5年後に売却

・松井証券で買ったとして売買手数料なし、乖離率0%で売買。

と、仮定した場合、5年間の期待リターンは、

(1.05-0.0015)^5+0.02*(((1.07-0.0039)^4+ (1.07-0.0039)^3+(1.07-0.0039)^2+*(1.07-0.039)-4)*0.8+4)+0.02=1.3783

SMT TOPIXインデックスオープンの場合

・実質コスト0.39%(インデックス投資日記@川崎さんから拝借)

・無分配

・SBIポイントを0.1%毎年もらう。(余談:SBIポイントはSuicaポイントに等価交換できるSuicaポイントはSuicaチャージと等価交換できる

と、仮定した場合、5年間の期待リターンは、

(1.07-0.0039)^5+0.001*5=1.377+0.005=1.382

計算が厳密ではないですし、仮定も適当、そもそも前提がおかしいのかもしれませんが、この条件だと両者の期待リターンがほぼ同じになりました。だとすれば、乖離率を心配しながらETFを買っていくよりもインデックスファンドを定期購入して日本版ISAのポートフォリオを構成するのがいいかもしれません。