WindowsのiTunesは遅くないという話とNASについての話

なんだ、言うほどWindowsのiTunesは遅くないじゃないかって話。
macbook airにiTunesのデータが入りきらないので、NASにiTunesのデータを置くようにしたら、最近、レインボーマークの時間がうんと長くなってきた。もう耐えられないやってことで、カイゼンすることにした。
まず、Macbook airのSSDを換装(増量)し、Macbook air本体にiTunesを内蔵させることで対応しようとした。しかし、今更、Mid2011のMacbook airをiTunesのために交換用SSDを買うのももったいない感じがした(Macbook air専用と言うこともあり、2.5inchのSSDの倍くらいするし)。そもそも、バッテリーがあんまり持たなくなっているしアップグレードするのもなぁ・・・と。Retina版Macbook airの噂もあるので、現行のMacbook airを買う気にもならないし…ということで却下。
つぎにiTunes用のmacminiを買おうとも考えた。しかし、10月発売のMacmini新型はデュアルコアモデルがない!(案の定、旧モデルのクアッドコア整備品は速攻で売れてるみたい。カカクコムでも定価以上の値段がついてるな…)。それじゃあ、ツブしが効かなくていけてないだろうと。
というわけで、今あるWindows8.1を入れてるマイクロサーバにiTunesに入れるのを試すことにした。コストもかからないし、ダメモトで。そしたら、意外にも遅い遅いと言われていたWindows版のiTunesが今までの環境よりはるかに快適だった。今までは、曲を聴くまでも時間がかかっていたのに、そんなことがなくなった。まぁ、そりゃそうだ。WindowsのマシンはAMDのFX-6300という6コアのCPUだし、チップセットはSATA2しか対応していないけど、SSDにOSもiTunesも入っているわけだからディスク周りも十分速い。ちなみ、このマシンは富士通のMX130S2というOSレスで9980円で売っていたサーバをCPUとメモリを換装してWindows8.1を入れたものです。すべてひっくるめても5万円かかっていないマシンですが、十分いけてます。
というわけで、iTunesを使いたいからMacを買おうというのは、ちょっと考えたほうがいいかもしれません。という話でした。
で、終わろうと思ったけど話を続けてみます。せっかくなんで、じぶんちのNASでやっていることもWindowsでやれないか。と試行してみた(そして上手く行った!)。
NASでやっていることというと、RAID1のディスクによる家の中のファイルストレージの提供と、Macbook airのTimemachineくらいか。自分は、QNAPのNASを使っていたけれども、(メディアサーバとか、WordPressとか)それ以上のサービスは使っていなかったのです。高機能なNASだけに勿体ない使い方してたなと。
RAID1のファイルストレージはWindows8.1でできます。ストレージ用には、HDDを2台増設して対応。RAID1ではなく、Windows8.1の記憶域をつかいました。Timemachineはどうかというと、WindowsはTimemachineの保存先にはならない。なので、Windowsマシンのなかに、virtualbox使って、ubuntu構築、afpd入れてtimemachineの保存先にできた。ググって、構築できるまで1時間少々でしょうか。特にははまることもなくインストールできました。
この際なのでNASのなかにあったMPEG2-TSファイルもffmpegで圧縮してディスクも空いてきた。結果、NASも使わなくなりました! 当初の予定通りにMacmini買ってSSD換装してiTunesを入れてたら、モノもガサばるし、お金がかかるし、NASもWindowsもMacも中途半端に使う形になり、勿体ない話になるところでした…ブルブル…
教訓というかまとめ
意外とWindowsのiTunesは重くない。ディスク周りが遅くなったmacに比べると相当にキビキビ動きます。
NASにiTunesのデータを置くとものすごく遅くなる。
やっぱり力強いCPUをもつPCがあるとなにかと便利。ツブしがきくね。
個人でのNASの使い道って相当限られているような。Windows PCのディスク共有じゃだめ?(AFPのメリットって最早無いと思う。SMBでいいでしょ?)dropboxじゃだめ?VPSじゃだめ?NASを買うより安いよ。