国会図書館に行ってみた

上京以来、ずーっと行こうとは思っていたけども一度も行ってなかった国会図書館だったのですが、卒業研究用の調べものをしようかと、初めて行くことにしました。

場所は国会の脇っちょ。参議院会館と参議院の間にあります。行ったのはちょうど安保法案が参院通るか通らないかの時だったので、警察官に行き先きかれてちょっとびびってしまった。まぁ、行先を聞かれたのは首相官邸前だったから、そんなもんかと。そういえば、千代田線の国会議事堂前を降りると、「参加者はこちら」って案内が書いてあっ た。なんの参加者かと思ったら、デモの参加者のことだったのだ。

で、初めての入館なので入館証を作ってから入ることになる。入退館もちゃんとチェックされるのも、国会図書館ならでは・・・だと思ったら大学の図書館もそうだったな。今風にICカードになっています。

国会図書館が他の図書館と違うのは、本はほぼ100%閉架になっていて、図書館の中に何百台とある端末を使ってとりだしてもらうこと、貸出ができないこと。その場で見るかコピーするか。という点が違います。

ITのシステムは良く出来ていると思いました。検索用の端末がたくさんおいてあるのですが、ICカードをおいてパスワードを入れると使えるようになってる。検索して、見たい本があったら、貸出ボタンをクリックすると、中の人が探しにいってくれて、カウンターに揃ったらしらせてくれるようになってます。デジタル化されている本はその場で読めます。その場でプリントアウトの申請ができます。ちなみに、国会図書館の蔵書はCiNiiみたいに検索できるけども、著作権の切れてないものは、図書館内でしか見ることができない・・・

原本を直接見られる本も、コピーは自分ではとれない。申請書をプリントアウトしてページを指定してやる。で、どうやっているかというと、ふつうにコピーをとっています。複写コーナーのバックエンドは見えるのですが、10人以上の人が待機しててセッセとコピーを取っています。ITとアナログがひしめいている感じだなぁ。

で、行ってみて感じたのは、「あんまりびびらなくても大丈夫」だってことですね。マンガみてる人も結構いますし、端末の使い方を説明してくれる方も親切だし。

あと面白かったのは意外と食堂が充実していること。国会図書館のなかに3つあります。社員食堂みたいのが一つ、喫茶店が2つ。売店もあったな。逆にいうと、あのあたりは何もないので、ゴハンを持ち込むか、この食堂を使うしかないってことなんだな。

ずーーーっと気になっている、心のトラウマな本があれば行ってみてはどうでしょうね?日・祝日と整理の日以外はやっています。