静岡の話を書こうと思ったら小田原と焼津の話になっちゃった。

静岡は特に予定がないときで、なんとなく、自分の住んでいるところに居たくないなぁ。ってときに行く。土曜日の昼くらいに、家でゴロゴロしてたりする時、思い立って、ネットで一泊3500円くらいの宿がないかな〜。と探していく。
余談だが、泊まりでまでしなくてもいいかなって時は、小田原に行く。思い込みかもしれないけど、小田急に乗っていると、なんとなく厚木を超えたあたりから東京とは違う雰囲気を感じるのだ。新幹線代に壁を感じなければ京都とか行ってしまうのかな。余談の余談だけど、小田急の小田原駅も好きだ。外国の駅っぽく、動線がわかるように作っている作りがかっこいい。

小田原はお城もあるし、お城の回りでは結構イベントやっているし。そういや、お城が街のちかくにある場所って東京近郊だとここくらいしか知らない。だから外国人観光客の姿もチラホラ見受けるのだろうか?千葉にも城はあるけど、ちょっと中心街からは遠い。小田原は古くからある街って感じもする。そういう歴史をみつける散歩をするのが好きなのだ。
小田原から新幹線に乗り換えるのだが、小田原駅ホームにある「x号車」のプレートは、国鉄時代からあるのだろうか?と、いつも思ってしまう。あのフォントを見ると、昭和を感じる。どうしてだろう?タテに長く、ちょっと丸みを帯びた角ゴシックみたいなやつ。静岡にも何個かあったな。とにかく、平成になってからめまぐるしく車体が変わり、色々な設備も変わっていく新幹線の中で取り残された感じに見えるのだ。
今回は静岡に宿がなかったので焼津に行ってみた。焼津といえば、言わずとしれた漁港の街だ。焼津駅を降りてみると、地方都市でありがちなように街の回りはキレイに整備されてるんだけど、静かな感じだった。人が通ってない。ショッピングモール的なものが駅のちかくには無いので、そうなってしまうのだろう。商店街はあったが、典型的な地方都市の商店街の現状・・・という感じだった。商業施設は静岡駅・新静岡駅近辺に一極集中してしまっているのだろう。駅の売店があって、コンビニがあって、パーマやさんがあって、学習塾があって、観光案内所があって、ちょっと寂しげなパチンコ屋があって、お惣菜が美味しい肉屋さんか弁当屋さんがあって、食堂がいくつかあって、飲み屋はそれなりにあって、、アーケード街は静まり返っている・・・そういうのが地方都市のフォーマットになりつつあるよなぁ。外国の地方都市もそんな感じなんだろうかね?

焼津にきて初めて気づいたのは駅前に温泉があること。足湯が駅前にあったので気づいた。調べてみると、もともとは温泉がやっていた日帰り温泉が一番よさげだったので行ってみた。駅の裏側?にあたり、ちょっと行くのが寂しいところ。住宅地であるが、決して観光地ではないところだ!温泉の料金は400円!シャンプーや石鹸がないと事前に情報を仕入れていたので、セブンイレブンで前もって買っておいた。なんだか、常連の人がえらくフレンドリー。「こんちは〜」と声を交わすだけではなく、ちょっと話してみたり。うーん、旅って感じだねぇ。常連の人があがると、自分だけの貸切状態!に。温泉はコール泉という感じの泉質だろうか。かけ流しの温泉です。浴槽と、洗い場が4つくらいあるだけの温泉だけど、いいんです。かけ流しの温泉があれば、それで十分なんです!また機会があれば行ってみたい。近くに、公営の大きいスポーツセンターを備えた施設があるけど、こっちのほうがアジがあるね!

次の日は出がけが雨。雨の街を歩いてみた。焼津神社に行くまでの道で、大きなパン屋さん、車で買いにくる人もいるぽい。有名な店なのか。焼津神社は結構大きめの神社。いろんな方向に出口があるぞ。不思議な感じ。七五三なのか、バイトの?巫女さんが何人か居た。焼津港は巨大。津波で逃げるための施設、、や丘が幾つか見えた。ただ、10mにもならない高さだ。東日本大震災を考えると、もうちょっと高くてもいいんじゃないのかと思うが・・・漁協(ツナコープというようだ)もやってなかったので、ただ街をみるだけになってしまったのはざんねん。今度またゆっくり来るかな。